暮らしの質を高める機能美リノベーション
DATA
- 所在地
- 山鹿市
- 間取り
- 5LDK
- 延床面積
- 112.63㎡
耐震性と断熱性で実現する理想の住まい
熊本地震の際、築40年のご自宅が激しく揺れて屋根の瓦が落ちる被害に遭われたお客様。近隣では自分の家だけが被害を受けたことを不審に思い、原因を知りたいとお問い合わせをいただいたことが、リノベーションを始めるきっかけとなりました。
調査の結果、耐力壁の配置に不具合があり、補強不足が原因であることを特定しました。そこで、耐力壁の設置や補強工事に加え、断熱材の施工、床の張り替え、水まわり設備の交換を行い、ご家族が今後も安心・安全で快適に暮らせる住まいへと生まれ変わりました。
耐震性の補強
耐震性を高めるために吹き抜けをなくし、壁に筋交いを入れて体力壁をつくりました。1階と2階の間に新たに生まれたホールは、フリースペースとして活用できます。
▶BEFORE
▶AFTER
また、1階と2階の小屋裏のコーナーに火打材を追加しました。 火打材とは、土台や梁の変形を防ぐために、直角に交わる隅角部やT字に接合する部分に斜めに取り付けられるものであり、これにより、住まい全体の耐震性がさらに向上し、安心して住める住環境が実現しました。
断熱性の向上
夏の暑さや冬の寒さも長年の悩みの1つでしたが、1階と2階の天井裏に断熱材を施工することで、断熱性を大幅に向上させました。部屋間の温度差も小さくなり、夏は涼しく、冬は暖かく快適な住まいとなりました。
▶BEFORE
▶AFTER
フローリングの張り替え
老朽化によりたわみが発生していた玄関、中廊下、脱衣室のフローリングを一新し、快適性と美観を向上させました。 新しいフローリングで、見た目も美しく、歩き心地の良い空間が生まれました。
▶BEFORE
▶BEFORE
▶AFTER
断熱性を高めた浴室
以前はタイル張りの立派な浴室でしたが、冬の寒さが身に染みることが悩みの1つでした。寒い浴室や脱衣室は、部屋間の温度差によって引き起こされるヒートショック(血圧の上下による心臓や血管の疾患)の原因にもなります。
そこで、断熱性が高いユニットバスに交換して、寒い冬も快適に利用できるようにしました。
▶BEFORE
▶AFTER
お客様の声
エリア:山鹿市
年代:70代
家族構成:ご夫婦、子1人
コメント:
熊本地震でひどく揺れを感じたので耐震工事を依頼しました。今は安心して過ごせています。合わせて浴室がタイル張りで寒かったので、改善する為ユニットバスへ入れ替え工事をしてもらい快適になりました。大変満足しております。