【事例紹介】木構造が美しい山鹿小学校の木工事に携わりました!
こんにちは!
アクラスホームの広報担当です。
山鹿市には、日本建築大賞にも輝いた山鹿小学校があります。アクラスホームは、山鹿小学校の図書館や教室の木工事に携わりました。
教育と地域活動の要となる場所
縄文古墳や温泉街といった歴史的街並みが残り、菊池川の流域にのどかな田畑が広がる山鹿市。その中心に建つ伝統校が山鹿小学校です。
少子化による人口減少を受けて、複式学級を編成していた山間部の川辺小学校と統廃合されたことで完成したのが現在の校舎です。児童数のピーク時に建設された以前の校舎の老朽化や耐震面への懸念も急務となっていました。
統廃合によって総児童数が600名を超える大規模校で、校庭も広くクラブ活動も盛ん。夕方遅くまで続く練習とそれを支える大人たち、迎えの親たちの車の往来が小学校を設計する上で、重要な与件でした。
また、お盆の夜に繰り広げられる灯篭祭りの会場となることから、校舎の配置は1,000人を超える踊り手たちの待機場所を確保することも求められました。
周辺地域との関係を維持しながら地域活動の要となるような学校施設計画が実行されました。
扇状に組んだ木架構が美しい教室
低層の建物が連なる外観に、繊細な木構造による伸びやかな空間。建物の屋根を支える扇状に組んだ木架構は、木材に曲げ二重がかからない構造としています。地場産の細い木材で構成した架構が木々の美しさを際立たせながら、明るく多様な学習空間となっています。
アプローチとなる「学びの街道」は、灯篭まつりの際には千人の踊り手に彩られます。教室はすべて「学びの原っぱ」に向かっています。生活と学びと地域が室内外一体となる学校建築です。
豊富な地元産材料の活用と地元職人の協働によって工事を進めた山鹿小学校は、地域の方たちの大きな歓迎を受けて竣工を迎えました。今では、教育の場所としてはもちろん、地域コミュニティの中心としても活かされています。
アクラスホームには、木造建築のノウハウを持った自社大工たちが在籍しています。
職人たちの長年の経験と地元産の木材から生まれるオンリーワンの家づくりをお届けします。